Wing-bot Picker
(ウィングボット・ピッカー)
Wing-bot Picker(ウイングボット・ピッカー)
周りを見る「目」と判断する「AI」を備えた次世代協業ロボット
求める動作を簡単に覚えることができ、自分の位置を知ることができます。多品種少量生産に最適なロボットです。
できること
たとえば工作機械の所定の場所に、
・ワークを設置する
・加工後、ワークを取り出す
・取り出したワークを所定のケースに置く
そのような一連の動作を、簡単に教えるだけで、自分の動作を自動的に計画することができます。
異なる工作機械で異なる材質や形状の部品を加工する場合でも、それらに応じた幾通りもの動作を、自らの判断で作ることができます。
できる場所
周囲を見て、その状況を判断できるので、
・機械や部品、資材などがすぐそばにある「せまい場所」
・ラインが交差するような「入り組んだ場所」
・工作機械の「小さな入り口」
そんな異なる環境であっても、周囲のものにぶつかることなく、部品を入れたり取り出したり、自在な作業が可能です。
設定はかんたん
重さ約40kgのWing-BotPickerは、台車でどこへでも簡単に持ち運ぶことができます。
必要な時に必要な場所に設置して、あとはアームを動かして動作を覚えさせるだけ。
最適な動作を複雑なプログラミングなしで再現することができます。
多品種少量生産に対応
製品はもちろん部品の製造も、今では少量生産が当たり前になりました。日単位で、あるいは時間単位で、異なる機械やラインで製品や部品を製造する時も、軽量のWing-BotPickerならばどこへでも運べ、複雑な作業を簡単に覚えさせることができます。
多品種小ロット生産に最適なロボットです。
可能にする最新技術
Wing-BotPickerの本体には、産業用ロボットでは世界シェアトップのFANUC社のCRX-10iAを採用。この高性能なアームに、独自設計のセンサーとハンド、さらにビジョンセンサーという「目」と、AIという「頭脳」を加えました。大阪大学基礎工学研究科の原田研介教授と万偉偉准教授による「マニピュレーション技術」で、最適な動作が実現します。